雨降る洋館に届く手紙が、きっと、明日への希望をくれる―。ふたりの女性が紡ぐ、美しい物語。

掘り出しもの、訳アリ品が、秘めた縁と思いをあぶり出す。

大手商社の若手・薮内之宏は、零細コンサル会社に飛ばされた。

神話の島・姫島の取材中に、浅見が出会った理知的な美女・中瀬古朝子。

府中刑務所から、1週間後に出所するはずの模範囚・鹿島が脱走。刑務所長を殴り倒し、拳銃を奪って行方をくらました。

世界一キュートで博覧強記な名探偵、でも相棒の一弥に迷惑かけまくり…のヴィクトリカがニューヨークにやってきた!禁酒法下の街にはジャズの音色が響き、危険な銃声も轟く。

心霊スポットと噂される古民家を訪れた刑事課長の一ノ瀬は、取材に来ていた美人リポーターとともに、白骨死体を発見した。

「ええな、抜け駆けと裏切りはなしやぞ」便利屋を生業とする長尾のもとに、ある社長令嬢の不輪現場を隠し撮りしたビデオが持ち込まれた。

東大卒キャリアとして出世街道を歩んでいた道定聡警部は、部下の不祥事により突如、経験のない捜査現場の前線に配属された。

見聞きしたことを絶対に忘れない能力を持つ高校生・浅井ケイ。世界を三日巻き戻す能力・リセットを持つ少女・春埼美空。

政府に暗殺者として育て上げられたオーファンXことエヴァン。

東京都の果ての美しい島。少女、椰々子は、死者を通し預言を聞く力を持ち、不吉だと疎まれている。

2010年春、東北の港町・仙河海市の美術館で働く笑子は、教育者の両親を持ち、優等生を演じてきたため、心身に不調をきたすほどだった。

京都の上賀茂にある高校に編入し、祇園の祖母宅から学校に通い始めた小春。

戦争阻止にはこれしかない。 中国の尖閣支配、北朝鮮の核配備、形骸化する日米安保――。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

直木賞受賞第一作の最新長編小説。 明日への元気がわいてくる人生応援小説! 農業なんてかっこ悪い。

自衛隊内の犯罪の捜査および被疑者の逮捕を行なう部署である中央警務隊。

エチオピアで発掘作業をしていた考古学者のサラは、本来の発掘場所とは異なる洞窟で、封印された墓を発見した。

かつて極秘機関に属し、国家の指令で人間を“消して”いた加瀬。ある任務が原因で組織を離脱し、監視を受けながら暮らしている。

横浜の馬車道で探偵事務所を始めた皆藤と山南。

ハネムーンから戻って来たばかりの保科伸子を待っていたのは、父親からの突然の告白だった。

閉じ込められた!島津今日子がひとり目覚めると、そこは永遠にループする「無限階段」でできた異世界だった。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

鎌倉の老舗不動産、その御曹司とのお見合いを仕組まれた清花。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

十八歳の冬、僕は失うことができるすべてのものを失った。両親、家、金、友情、すべてを。

東京の片隅にある小さな神社で、管理人として細々と暮らしている青年・和己。

名探偵帆村荘六、再び帝都に帰還! 科学知識を駆使した奇想天外なミステリを描いた、日本SFの先駆者と称される海野十三。

セーラが陣頭指揮をとったマックスの甥の野外結婚式は好天にも恵まれ、問題なく終わった。

奥さまの景子さんは「鉄女」と綽名される鬼刑事。旦那さまの新太郎くんは主夫兼イラストレーター。

これが現職最後の担当事件か――松谷警部が駆けつけた現場は両国国技館から歩ける距離だった。

1893年。死んだはずのホームズから、不思議な手紙を受け取ったワトスンは、船で日本に向かう。

北海道釧路市の千代ノ浦海岸で男性の他殺死体が発見された。被害者は札幌市の元タクシー乗務員滝川信夫、八十歳。

札幌の夜を切り裂いた、謎の少女の凶刃――。北の大地の謎を追うべく、私立探偵・岩波惇哉がはする! 傑作トラベルミステリー。

私は真実(フィクション)より青春(ミステリ)が好きです。入学式のあの日から、僕は彼女に振り回されてきた。

クリスマスを目前に控えたある晩、有名フィットネスクラブのスポーツトレーナーが殺害された。

騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。

真実を引き受ける覚悟はあるか―姉を殺したのは実の父かもしれないと疑う、地回りの親分山越の娘、お夏。

私のからっぽに栓をしてほしかった。 幼なじみの兄弟に愛される一人の女、もどかしい三角関係の行方は。

悲哀にみちた人間ドラマ。温かな余韻が残るラスト。

警視庁組対四課に所属する米沢英利に「女を捜して欲しい」とヤクザの若頭補佐が頼み込んできた。

火災調査官とは、火災の原因を調べる消防職員のことである。

ノルウェーの森の奥で老女が殺害される。被害者の左目には鍬が突き刺さっていた。

圧倒的な評価を集めた、第36回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作!! 二〇二〇年、人工知能と恋愛ができる人気アプリに携わる有能な研究者の工藤は、優秀さゆえに予想できてしまう自らの限界に虚しさを覚えていた。

コーヒーの香りとともに蘇る、学生時代の思い出とほろ苦い暗号。いまは亡き夫が、俳句と和菓子に隠した想い。

神奈川県の閑静な住宅街で起きた一家惨殺事件。

ヤクザ、ホステス、不動産業者、町の出納室長。欲望と思惑は複雑に絡み合い、互いを取り返しのつかない地点へと追い詰める。

19世紀後半、ロンドンの外れの巨大なごみ捨て場。

何でもします。あの絵を、《画家の夫人》を守るためなら。

なんて小さな都だろう。 私はここが好きだけど、いつか旅立つときが来る――。

大手総合商社に届いた、謎の脅迫状。 犯人の要求は現金10億円。

鮮やかな犯行のあとには、必ず闇の悪事が暴かれる!新時代の鼠小僧か、はたまた単なる盗人か!?正体不明の謎の窃盗犯―その名は“山猫”。

東京で美大生をしている風哩は、八年前に「お山」で従兄が惨殺された事件の記憶がない。

明治15年の横浜。